2013.11.29
2013年度 第3回SFC補習講座
昨日は、シューフィッター補習講座(姫路)に参加してきました。
姫路市にある明治44年から皮革の生産をやってみえる
株式会社 山陽さんのタンナー工場の見学にいってきました。
タンナーとは、
「皮から革をつくる」、皮革製造業者のことだそうです。
牛、馬、羊、山羊などの食用から残った表皮を、腐ったり硬くなったりしないように
鞣して、加工するまでの仕事をいいます。
昨日は「皮」から「革」に加工されるまでの作業を、自分の目で確かめてきました。
牛皮が塩づけにされて、折りたたんで保管されているところから見させていただきましたが
そこは、すごく匂いがきつかったですよ。
革の表面(銀面)の欠点が多いか少ないかを見分ける、等級選別がとても難しいとか。
その基準は1頭の皮ごとで、傷がない箇所の面積が広くとれる皮が上質と判断されるそうです。
ほとんどが、食用で飼育された動物の皮だそうで、飼育の環境や餌、
食肉の解体の仕方しだいで、原皮の状態が変わってくるそうです。
高品質の原皮は数少ないとか。
「皮」から「革」に加工されるまでの作業をみてきて、天然皮革の革製品が
身近に感じるようになり、とても勉強になりました。